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旭川市 トリビア

旭川市ってどこにあるの?

北海道の上川支庁にある旭川市は北海道のほぼ中央にある約36万人を誇る北海道で2番目都市です。北緯43度(ルーマニアのブカレスト、アメリカオレゴン州ポートランドとほぼ同じ)東経142度(オーストラリアのメルボルンとほぼ同じ)に位置し、周りを大雪山系に囲まれた上川盆地中心に位置します。


旭川の気候

寒暖の差はかなり激しく、1902年には日本観測史上で一番寒い-41度を記録しました。1909年には富士山頂に続く最高気温の下位2位(観測史上2番目に寒い1日の最高気温)の-22.5度を記録。最高気温が-22.5度なんて考えただけでもおそろしいです。
比較的雨量が少なく乾燥している、とは言われますが夏の暑さもなかなかです。どんなに暑くても夜には涼しくなるのが典型的な北海道の夏。(昼夜と暑いのはお盆前後の2,3週間位です。)昼間は最近30度を越える日も多くあります。


「旭川市」 名前の由来

アイヌの人々は旭川を東西に横切る忠別川のことを「波のある川・波立つ川」の意味でチュウ・ペッと呼んでいました。しかしこれをチュッ・ペツ(日の川)と勘違いした結果、「旭川」という地名が生まれた説が一番有力です。1905年から1988年まで旭川駅のフリガナは「あさひがわ」でしたが、現在は統一して「あさひかわ」と呼ばれています。

 

旭橋 旭川のシンボル1 旭橋

川の多い街、旭川で一番有名な橋「旭橋」は市街中心部と北部を結ぶ市街地から程近い、石狩川と牛朱別川が合流する国道40号線上にある道路橋です。北海道三大名橋(旭川の旭橋、札幌の豊平橋、釧路の幣舞橋)のひとつで、唯一1932年の架橋当時の姿を残している橋でもあります。70年以上の歴史の中で何度も色を替え、今はオリーブグリーンの旭橋。2004年には北海道遺産にも認定され、旭川八景のひとつにもなっています。

 

買物公園 旭川のシンボル2 買物公園

正式名称を「旭川平和通買物公園」といい明治31年(1898年)に出来たJR旭川駅を南端にして真っ直ぐ北へ10条分伸びる日本で初めての恒久的な歩行者専用道路として昭和47年(1972年)に完成しました。現在は多くの行事が通年開催され、夏はビアガーデンやオープンカフェの場所として、冬は氷の彫刻大会の開催場所として多くの市民に愛されています。買い物公園沿いには多くのデパート、小売店が並び旭川市街の中心として人が集まる場所です。買い物公園より東側にはオフィスビルが多く、西側には歓楽街であるサンロクが広がっています。現在郊外型の大型店が多く旭川に進出し昔ほどの賑わいはないといわれている買い物公園ですが、それでも飲み会の待ち合わせ場所、特定の買い物、バスの乗り継ぎなど様々な形で市民の生活を支えています。冬の間は両側の部分がロードヒーティングにより融雪されているので、歩行者はかなり助かっています。

 


See Also
  • 旭山動物園
  • Asahikawa Art Museum
  • Asahidake Onsen
  • 大雪山国立公園
  • Sounkyo Onsen
  • Tomamu Resort
  • Ainu Memorial Center
  • San Roku Festival
  • 美瑛町
旭川を流れるおもな川


旭川を流れる川の数は約170、架かる橋は700あるといわれています。

石狩川

全国3番目、北海道では一番長い石狩川は上川町の石狩岳を源流として上川管内の旭か札幌方面を通り日本海へ流れます。名前の由来はアイヌ語「とても曲がりくねった川」のイシカラ(isikar)から来ていることから当時の蛇行が激しかった川の様子が伺えます。

忠別川

美瑛町の忠別岳を源流にしている忠別川は旭岳ふもとの天人峡を通り旭川で忠別川と合流します。名前は「波立つ川」を意味するアイヌ語「チュウペッ(chiu pet)」から付けられました。

美瑛川

十勝連峰のツリガネ山から始まる美瑛川は白金温泉、美瑛町を通り旭川で美瑛川と合流します。美瑛の由来は「油ぎった」「濁っている」を指すアイヌ語のピイエ(Piye)から来ていると言われています。

牛朱別川(うしゅべつがわ)

当麻町と上川町境界の丘陵地帯を源流とする牛朱別川は旭橋で石狩川に合流します。川名はアイヌ語で「鹿の蹄跡の多い川」であるウシ・シ・ペッ(Ushi si pet)が由来と言われています。


永山新川

1998年に牛朱別川の分水路として人工的に作られた永山新川は名前の通り旭川北部の永山地区を通る旭川で最も新しい川です。毎年春・秋にはシベリアからやってくる白鳥や鴨が多く飛来することで有名な川です。

オサラッペ川

鷹栖町と和寒町境界にある山系を源流とするオサラッペ川は鷹栖町を通り石狩川と合流します。アイヌ語の「川尻 葦原 皮」という意味の「オ・サル・ペッ(o saru pet)」を名前の由来としています。